お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

お墓参りとナミテントウムシ

2022/1/11

昨日お墓参りに行ったところ、成人式を迎え晴れ着を着たお嬢さん達が
沢山お参りに来ていて、普段は地味な寺院がとても華やかでした。

 

お墓のお掃除を終えてお線香に火をつけてふと見ると
お線香入れの手前にとても小さなナミテントウムシを発見。

 

煙が嫌じゃないのかな?と思いながら墓石が2基あるので
もう一方にもお線香を入れて戻るとお線香入れの下に来ていました。
寒いので暖を取っていたのでしょうか?

 

そもそもテントウムシは寒さを感じるのでしょうか?

 

調べてみると複数の同種がより集まって越冬するようです。
このテントウムシは、やはり暖を取っていたようです。

 

ご挨拶が済んでもジッとしているので、そのままにして
桶を戻して手を洗って帰ろうとしましたが、何となく気になり
もう一度だけ様子を見てみようと戻ると、

オナガドリが数羽飛び立って行きました。

 

これまでカラスかハトしか見たことが無かったので、ここでオナガドリを見るとは!
それも集団で…。 ビックリです。

 

気を取り直してお線香入れを見るとナミテントウさんがひっくり返って足をジタバタ。
先程のオナガドリの羽ばたきの勢いでひっくり返ってしまったのか。

 

すぐに元に戻してあげましたが、どうも動きがゆっくりでジッとしているので
柄杓の柄を差し出して乗っかったら、また暖かい場所に戻そうとしましたが
乗ってきません。

 

プラスチックの柄だったので嫌なのかな?と思いながら何か無いか探すと
掃除した後に落ち葉がひとつ落ちてきていたので、それを手前に置きました。
するとジッとしていたのがヨロヨロと歩き出し、上に載らずに下に潜って行きました。

 

ここで隠れていたいのかな?と見ていたら、ひょっこり顔を出して
片足を高く上げるのです。


まるで「ありがとう、これで良いよ」と言うように上げた足を下げると
また奥の方に下がって行き、落ち葉の下に隠れています。

 

しばらく様子を見ていましたが、出てこないので

ここに居たいのだな、と思いお線香入れの側が暖かいのに、と

ふと見るとお線香がすっかり燃えて灰になっていたのです。
これまたビックリです。

 

もう1基の方を見るとまだ半分位残っていて、煙が出ています。
う~む…。


このナミテントウムシもお線香の急速な燃え方も
どちらもご先祖様がお墓参りを喜んで下さっているのかな?と
そんな風に思えた出来事でした。

 

ご先祖様に感謝です。

 

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お墓参りとナミテントウムシ