お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

左利き 不自由さから 工夫脳

2022/3/24

 

利き手というものがあります。


私は左利きで、子供の頃に矯正されてペンとお箸は右ですが
それ以外は左手で、とっさに出る足も左足です。

 

生活のほとんどの物や設定は右利き用です。
和物の急須やハサミ、駅の自動改札も右利き用なので
つい左手をニュッと右側に置いて通ってしまいます。
不自由なのでしょうが、それが当たり前なので気になりません。

 

言葉を理解して話す時、
右利きが左脳のみを使って言語化するのを
左利きは左右両方を使うため時間がかかってしまいやすい。

 

言葉がなかなか出ずにやっと出るような感じも
これが原因なのかもしれない。
後になってああ言えば良かった、と思うことしばしば。

 

ある脳内科医の記事を読んだのですが、
矯正は悪くないが、あまりに幼い頃から矯正すると
脳内の新回路を作る時に混乱をきたして
左右失認(さゆうしつにん)と言う
右と左を言い間違えてしまう疾患や
言葉がつかえて同じ音を繰り返してしまう
吃音症(きつおんしょう)になる場合もあるそうです。

 

左右失認は、ちょっと心当たりがあるかもです…。

 

右手を使って左脳を刺激することも重要で
一般的には子どもの脳は右脳から成長し
あとから左脳が発達するので、
左右の脳のバランスがとれるようになってくる
10才位の頃に訓練すると良いそうです。

 

合わせて聴覚の刺激も重要で
読み聞かせなどは左脳で聞いて、
右脳でイメージを膨らませられるため良いとのこと。

左利きは、左右の脳を平行して発達させているため
言語発達の遅れは仕方のない事だ、とのことでした。

 

仕事では、流れ作業や周りに同調することは苦手だと。
まったくその通りなので、
左右の脳の使い方の違いだと知ってホッとしました。

 

しかし脳は両方同時に発達するのではなく
右が先だとは知りませんでした。
ひらめきや直感は、右脳を使うそうなので
左利きはアイデアなどが浮かびやすいそうで
ちょっと嬉しい。

 

確かに常に不自由さの中にあるので
工夫することは多いかもしれません。

 

周りに合わせたり、言いたいことを言ったりすることも
自分なりに工夫していけたら
不自由さが能力になっていくのかもしれません。

 

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