お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

変わらない良さもありながらも

2022/2/4

都内で木蓮モクレン)の木をよく見かけます。

 

英名は、Magnolia マグノリア
中国名は、木蘭で原産地は中国の南西部だそうです。
木蓮という名前は江戸時代頃からで
花が蓮(ハス)に似た木という意味から来ているようですね。

 

さらに白亜紀の地層から化石も見つかっているそうです。
しかも今と同じ姿で!
恐竜達も同じ花を見たのだと思うと、少しロマンを感じます。


大きな花なのに、上を向いて空に向かって咲く姿が勇ましく感じ
元気をもらえる大好きな花です。
特に白木蓮は、青空に向かう真っ白な花のコントラストが素敵です。

 

つぼみの時は、毛の生えた2枚の苞葉(ほうよう)に包まれていて
花を寒さや外敵から保護しているようです。
花が咲くときに、苞葉はぽろりと取れることがあり
厚いコートを脱ぎ捨てるように、ポトポトと落ちている苞葉を見かけます。
落ちている様子がちょっとかわいいです。

 

まだ寒い今の時期にも、すでに植物達は春の準備を着々と行っている。
自然のサイクルは、いつでも変わらず繰り返されていますね。
それでも、毎回様子は変化していることでしょうけれども。


同じようで、同じじゃないのでしょうね。
変わっていくのは、自然なことなのでしょう。

 

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ハクモクレンのつぼみ