お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

人生も 苦み甘味で 深い味

アーティチョークはキク科の植物で
チョウセンアザミとも言われます。
花はアザミに似ていますが、葉にトゲはありません。

 

原産地は地中海の多年草
地中海原産らしく、多肥や多湿を嫌うようです。
丈が1m以上に伸びる大型の植物です。

 

食用部分は開花前の固いつぼみです。
変わった輸入野菜を置いているスーパーで見かけますが
まだまだ一般的では無いですね。

 

食用となるつぼみは、5、6月頃に収穫されたもので
ほんの1か月位の旬の時期しか食べられません。
栄養素はビタミンB群、ビタミンCやカリウム
食物繊維はゴボウの1.5倍近い量を含んでいるそうです。

 

つぼみのガクの根元と固い芯の部分が食用になり
茹でる、蒸す、揚げるなどして頂きます。
つぼみの外側部分を歯でしごくようにして食べ、
ゆり根やソラマメのように甘くホクホクした食感です。
えぐみがあるので、ゆでる時や先に下処理する時は
レモンやお酢を入れると良いです。

 

アーティチョークの葉を原料としたお茶もあるそうで
東南アジアでは二日酔い防止で親しまれているとか。

 

葉にはシナリンという成分があり、
肝機能に働きかけて解毒機能を促進させる。
または脂肪を分解する機能にも働きかけるので
胃もたれにも良いそうです。


ただし、かなり苦いようですが。
良薬は口に苦し、ですね。

 

春先の今頃は、タラの芽やこごみ、菜の花等が
野菜売り場に並んでいますが、
今の時期だけ頂ける旬のものです。
これら春の味覚もアクを取っていただきます。

 

ふきのとうは独特の苦みがありますが、
春先に苦みを食すことで細胞を活性化させ
休ませていた冬の体に刺激を与える効果があるようです。
いわゆるデトックス効果というものでしょうか。

寒い冬を乗り越えるために脂肪をため込み
春に排出させて健康を維持する。

 

心も身体のサイクルのように春にリセットしていく。


前向きになるためにも、溜め込んだものは
上手に吐き出して行けると良いですね。

 

一日に一回でも少し時間を作って
深呼吸からゆっくり息を吐き出す時に
溜め込んだものも吐き出すイメージをする。
10回程やるだけも違うようです。


コツは、慌てず目を閉じてゆ~っくりと。

 

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アーティチョークの絵