お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

グルグルと 引き込まれてく 時計草

2022/5/24

 

つるを沢山伸ばして咲いていたトケイソウ

 

時計草の木

まだ蕾が沢山あったので
これからどんどん咲きそうです。

 

トケイソウは、つる性の熱帯植物で
木は3m以上になる高木です。
この木も2m位ありました。

 

何と言っても特徴は花の個性的なデザイン

 

時計草の花


ゼンマイが付いていて巻いたら
各パーツが別々に動きそうです。

 

花びらに見える白い部分は、外側がガクで内側が花びら

 

その上のグルッと一周した細い糸上の3色のものは
副花冠ふくかかんと言って
雄しべが変形したものだそうです。


これはキンギョソウ水仙のラッパの部分がそうで
この部位がなぜ花弁のように発達したのかは
まだ解明されていないとのことでした。


神秘的なのはデザインだけでは無かったのですね。

 

そしてその上の黄色い花粉を持った部位が雄しべです。

水滴を取るガラスワイパーみたいな形です。

 

その上の3本の茶色い綿棒のような部分の先端が雌しべで
3本に分裂していますが、雌しべは一つです。
この3本の部分は花糸かしと言って花粉管が通る部分です。

 

と、ここまで調べて理解するのに時間がかかりました!
勉強になります。

 

南国のフルーツのひとつパッションフルーツ
これもトケイソウの仲間でクダモノトケイソウという
植物の実がパッションフルーツだそうです。

 

写真を見ると副花冠ふくかかんの先が
くるくるとカールしていて
何だか夢と現実の間に咲く花のような
幻想的な花でした。

 

やっぱり自然が創るデザインは
美しく、鮮やかで、不思議が詰まってる。

 

それを体現してくれているお花だと感じました。