お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

科学者は 景色を見てる 花粉から

2022/6/2

 

近所のお店の花壇で長身のタチアオイが咲きました。

 

ピンクのタチアオイ-1

背が高く花も大きく、ひと茎につぼみを沢山つけて
3本しかありませんが、花壇の主役のようでした。

 

色も赤、白、黄色、紫に赤黒など色も多く
フヨウやハイビスカスと並んでまさに夏の花という感じです。

 

ピンクのタチアオイ-2

地中海沿岸から中央アジア原産 アオイ科
和名は、立葵たちあおい
英名は、Holly hock

 

何と5万年前イラクの遺跡から花粉が発見されたとか。


これを知って花粉を見つけた考古学者さんに感嘆しました。

花粉について調べたところ、地中に埋まった花粉は壊れにくい物質で
条件によっては何億年も壊れずに残った花粉もあるそうです。

 

こうして花粉分析を行い、昔の自然を描く方法を
文化財科学というそうです。

 

この花粉分析よって、イネ科の花粉が大量に見つかったことで
弥生時代(紀元前300年から紀元後300年頃)に
水田開発が始まったことが分かるそうです。
面白いですね‼

 

タチアオイは、一番上のつぼみが咲くと
梅雨が明けると言われることから
梅雨葵ツユアオイの別名もあるそうです。

 

一番上のつぼみが咲くのを見届けて
投稿出来たら梅雨が明けているのでしょうか。


梅雨の前から楽しみがひとつ増えました。

 

タチアオイの観察は続く