お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

ねむの葉は 夕方眠り 花開く

2022/6/11

 

昨日の朝に1時間ほど初めての道のお散歩で
また新しい植物に出会えました。

白く細い糸が垂れ下がっているような花

 

しろばなねむのき

マメ科のシロバナネムノキ 
学名:Calliandra portoricensis
西インド諸島、南米原産です。

糸のように見えるのが雄しべで真ん中に雌しべがあるそうです。

 

ネムノキ同様、夜にタンポポのように丸く開き、朝にしぼむ一夜花だそうで、
朝に見たのでしぼんでいました。
緑色の丸いつぼみの一つ一つから白い雄しべが飛び出して
花火のように開くようです。


朝でも目立ったので、夜に白く開いて虫にはよく見えるでしょう。
反対に葉は暗くなると就眠運動と呼ばれるように閉じるそうです。

 

しぼんだ姿が、チアガールが持つポンポンみたいです。


次にオトギリソウに似た黄色い花

 

セイヨウキンシバイ


オトギリソウ科のセイヨウキンシバイ西洋金糸梅
学名:Hypericum calycinum
トルコ、ブルガリア原産です。

100本以上ある赤い雄しべが目立ちました。


葉も対になっていて、オトギリソウと似ています。

オトギリソウ


ビヨウヤナギという花も似ていて雄しべが沢山あるので
この種は間違いやすいです。


次は空き地に一本だけ咲いていました。

 

ネジバナ


ラン科のネジバナ捩花
別名は、捩摺もちずり 

学名:Spiranthes sinensis var. amoena 

日本からウラル山脈からタスマニア島と広く分布

 

15m程の小さい花で、茎かららせん状に巻きつくように
ピンク色の花を咲かせます。

 

図鑑で見て、実物を見てみたかったので
見つけた時は嬉しかった。

小さいので見逃しやすいですが、
あちこちで見かけるそうです。

 

この花は巻きが固いですが、もっとゆるりと巻かれたものは
DNA細胞のらせんのようで面白いと思います。

 

ネジバナの絵

やはりルートを変えると新しい発見があって
楽しいお散歩でした。