お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

環境と 調和しながら 花開く

2022/7/3

 

先日、花屋の前を通ってデルフィニウムを見つけました。

 

小さいセットものでちょうど良い花数でしたが

組み合わせがイマイチで断念。

もうちょっと似たような色味がいいな、と思っていたら

翌日桔梗と合わせたセットに変わっていて

6月の最終日だったので、

半年間頑張った自分へのご褒美にお花を贈ろう、と思い

購入しました。

 

デルフィニウム

 

桔梗とは分けて活けました。

どうもギュッと活けると花が苦しいように感じてしまい

いつも隙間を空けて活けてしまいます。

この位が風通しが良くて気に入っています。

 

お花を飾ると癒されてやっぱり良いですね。

 

 

夏を連想する花のうちで外せないひまわり

 

ひまわり

 

太陽に向かって咲くのは、花が開く前で

花が開く頃には茎が固くなり

そちらの向きで固定されるというのは

知っている方も多いかもしれません。

 

ひまわりは、茎の先端の若い芽や葉が

光を感じて追いかけるようで

細胞の成長に作用する「オーキシン」という

ホルモン物質が関係しているそうです。

 

茎や葉が光を感知するとそちらと反対側に

この物質が沢山送られて成長が促進されるため

光の当たる方より陰の方の茎が長くなり曲がる。

これを屈光性くっこうせいと呼ぶそうです。

 

簡単な説明で言うと

太陽の光を感じる方角が午前中と午後で変わるので

曲がる方向も東から西へ変わるという仕組みだそうです。

 

陽の光

 

細胞レベルでとても複雑な仕組みだそうで

この成長促進ホルモンのオーキシン

タンパク質が運んでいるところまではわかっていても

上下の動きではなく、横に運ぶことなど

光受容体の働きの全過程は

完全には明らかになっていないようでした。

 

植物が成長していく様子を細胞レベルで見ると

このオーキシンという物質が細胞膜に組み込まれたり

脱離をして、また違う場所の細胞膜に組み込まれ、

更に組み込む場所を調節しているそうです。

 

それによって、ある程度成長すると葉を作る細胞が

花を作る細胞に変化して行く仕組みなのだそうです。

 

興味の無い人には何でもない話です。

こういう仕組みを知るとつくづく

植物から学ぶことの多さに驚かされます。

 

すでにある仕組みと環境に合わせた働き

 

両方をうまく調節して行くことの大切さを

ひまわりや植物からまた学べました。

 

今日は日曜日ですね。

お休みの方は暑さの疲れをゆっくり癒して下さいませ。

 

向日葵の絵