お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

奥深い 世界教える 桜の実

2022/4/21

 

ソメイヨシノの木に実がなっていました。

ソメイヨシノの実-1

枝分かれしてる姿はサクランボのようです。

ソメイヨシノの実-2

 

赤くなって熟してくるとブドウのように黒っぽくなります。

 

ソメイヨシノは違う遺伝子の花粉がつくと
こうして実がなるようで
こういう仕組みを
自家不和合性じかふわごうせいと言うそうです。

 

これに対して自分の花粉でもOKなのは
自家和合性じかわごうせいです。
雑草のぺんぺん草などがこのタイプだそうです。

 

食用のサクランボは、実桜と呼ばれる種類の桜で
違う品種の木を2本以上近くに植えて
ミツバチに受粉してもらうのですが、
違う品種との受粉でも相性があったり
桜の咲くタイミングや天候にも影響されるそうです。


とても繊細なのですね。

 

この木は去年は実がなっていませんでしたので
ミツバチが活躍したようです。

 

この仕組みに対しては
品種の違いを認識していることまでは
DNAレベルで分かっているそうですが
その後どのように情報を伝達しているか等
詳しいことがまだ分かっていないようです。

 

ソメイヨシノの実からまた
植物の多様性について学ぶことが出来ました。

ソメイヨシノの実-3